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スペインの経済: 農業
スペイン

伝統的な農業国だったが、1950年代半ばから工業が急速に成長をとげ、64年からの開発計画により経済成長が促進された。70年代後半には、原油価格の高騰と輸入の増加で景気が低迷した。86年1月1日、スペインはEC(現、EU)に正式に加盟。これを機に外国投資が急増して、経済成長期に入った。90年代前半は景気が低迷したが、96年以降は回復。

スペインの農業
スペインの市場のイメージ

99年1月にヨーロッパ通貨統合(→ ヨーロッパ通貨制度)の第1陣参加国としてユーロを導入した。失業率はEUの中でもっとも高いが、年々改善されてきている。21世紀に入り低迷のつづくユーロ圏の中で、スペイン経済は堅調といえる。
農業は国の経済をささえる大きな柱のひとつで、農林漁業には労働人口の5%(2005年)が従事する。生産高の大きい農産物は、ブドウと製油用のオリーブである。そのほかの農産物には、ジャガイモ、オオムギ、コムギ、アーモンド、トマト、オレンジなどがある。ヒツジ、ヤギ、牛などの家畜も飼育される。

大部分の地域では、気候や地理的条件のために乾地農法がおこなわれている。地中海沿岸地域とくにバレンシア県では、長年の努力の結果、灌漑システムが整備されており、国内有数の生産性の高い農業地帯となった。井戸水による小規模な灌漑は各地にみられる。
スペインの市場のイメージ. Foto E. Buchot

気候、海岸、歴史的都市などの観光資源にめぐまれているスペインには、年間5592万人(2005年)の観光客がおとずれ、世界有数の観光国となっている。観光収入は毎年151億米ドルをこえ、貿易赤字の一部をうめあわせるなど、スペイン経済にはたす役割は大きい。 2003年の乗用車保有台数は1000人当たり455台で、国民約2.5人に1台の割合となっている。鉄道には公営と民営の両方がある。92年にはマドリード〜セビーリャ間471kmを2時間半たらずでむすぶスペイン高速鉄道(AVE)が開業した。国内線、国際線を運航するイベリア航空は90年代半ばに経営状態が悪化、政府の国有企業民営化の方針にそって2001年、完全に民営化された。イギリスの航空大手ブリティッシュ・エアウェイズとの提携を深めている。 "スペイン" MicrosoftR EncartaR Online Encyclopedia 2008
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