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イタリアの経済そして農業
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第2次世界大戦前のイタリアは農業国だったが、戦後は北部に多様な産業基盤が整備され、国の経済発展に大いに貢献している。2005年のGDP(国内総生産)は1兆7625億米ドル、1人当たり3万73.50米ドルであった。GDPの構成比率は、工業が26.9%(2005年)、農林水産業が2.3%、サービス業が70.9%である。現在のイタリア経済は民間企業を基盤としているが、以前は石油工業や交通輸送、電信電話をはじめ多くの商社やメーカーに対して国家が支配権をにぎっていた。 |
イタリアの経済そして農業
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1990年代半ば、多くの企業が政府の管理からはなれ、民間企業へと転換した。イタリア経済が依然としてかかえる課題は、南部の工業化の遅れである。政府による工業化育成の努力も、労働力の問題や、マフィアの影響力のため大企業の南部進出がはばまれるといった複雑な現実に直面している。多くの労働者が職をもとめて南部から北部へ移住しており、南北の格差はいまだに大きい。国全体の失業率は就労可能人口の8%(2004年)である。1960年代後半からイタリアは膨大な財政赤字に圧迫されてきた。その財政をたてなおし、EMU(経済通貨統合)への第1陣参加を実現するため93年から政府は大規模な歳出削減策を継続して実施した。その結果、財政赤字のGDP比は94年の9.5%から99年には1.9%にまで改善され、目標としていたユーロ参加国の基準(3.0%以内)を達成することができた。 国土の35%(2005年推計)が耕地と長期作付用地で、農業従事者は漁業と林業の従事者とあわせて労働人口の4%(2005年)にあたる。気候、土壌、高度が変化にとんでいるため、さまざまな農作物の栽培が可能である。イタリアは世界有数のワイン生産国で(生産量468万t(2003年))、オリーブとオリーブ油の生産量も多い。このほかのおもな農作物は、コムギ、トマト、トウモロコシ、テンサイ、リンゴ、モモ、ジャガイモ、ダイズ、米である。そのほかにオオムギ、ライムギ、アーティチョーク、チリペッパーや、スイカ、ナシ、オレンジ、イチジク、ナツメヤシ、ナッツがあげられる。酪農も主要な産業であり、ゴルゴンゾーラ、パルメザンをはじめ約50種類のチーズが生産される。家畜として牛、スイギュウ、ヒツジ、豚、ヤギ、馬、ラバ、ロバ、ニワトリ、アヒルが飼育されている。 |
イタリアの森林業資源はとぼしく、木材の多くを輸入にたよっている。森林はまず古代ローマ人によって、その後19世紀に大部分が伐採されてしまった。その結果土壌の浸食がすすみ、林業の発展の障害となっていたが、近年は状況の好転がみられる。水産資源としては、ムール貝、エビ、イワシ、マス、メルルーサ、カタクチイワシ、タコがあげられる。 |
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